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そう言えば水道会社って、モノポリーの中でしか聞いたことなかったですね

水道法が改正されたそうです。地方公共団体が運営している水道事業の民間委託が、しやすくなったらしいです。住民の生活に不可欠な電気やガスは、昭和時代から民営化されていたのに、何でいまさらという感じが拭えないですね。

 

昭和の終わりから平成にかけて、電話・鉄道・煙草や郵便・高速道路など、数々の事業が民営化されてきました。それに水道工事は、修理会社でできるので、都市部は別にして、とっくの昔に民営化されているものだと勝手に思い込んでいたのでしょう。

 

民営化すると、地域ごとの水道料金差が拡大したり品質が低下することが懸念されるそうです。世界ではそんな例がたくさんあるそうです。本当にそうでしょうか。

 

地方公共団体と違って、民間会社は変幻自在です。合併を繰り返していけば、各地域の水道事業の特色を生かしながら、事業規模を大きくしていくことが可能です。事業規模を大きくすれば、水道料金や品質を守るために新規事業を展開していくことは、すぐにでもできそうです。

 

例えば、自然が豊富な水源の近くにリゾート施設や別荘地を併設して運営するとか、都市部のタワーマンションなどでは、昼間は太陽光発電によって屋上タンクに水道水を貯め、夜間に地下タンクに水道水を降ろして自家発電する省エネシステムを運営するとか、アイデア次第でいくらでも住民の生活を豊かにできるでしょう。

 

今でも日本には、それぐらいのポテンシャルがあるように思います。平成の初めからでも、民営化して置かなかったのかとも悔やまれますけれども、様々なインフラが進化を遂げている現在だからこそ行える変革もあるかもしれません。海外の水道会社に肩を並べるような日本の水道会社が現れることを、楽しみにしています。