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いのち輝く未来社会

自由な生活をするために2年の期間が必要なのか

ジャニーズの超人気グループが来年の年末に活動休止するそうです。リーダーが「自由に生活をしてみたい」というのが、活動休止に至った理由であるらしいです。職業選択の自由が認められているこの国で、アイドル活動を休止するために、なぜ2年もの長い期間が必要なのでしょうか。

 

これまでにも、1年の期間をかけて引退した歌姫や、グループ解散から10ヵ月経ってから新しい事務所に移った国民的アイドルもいました。このような「お礼奉公」は本当に必要なのでしょうか。

 

少し調べてみると、アイドルや歌手の場合、芸能事務所とレコードレーベルの2社にそれぞれ所属するらしいです。片方でマネジメントしてもらい、もう片方でCDを作ってもらうようです。ただの推測にすぎませんが、事務所にもレコードレーベルにも、双方の顔を立てるためには、1年や2年ぐらいの期間の「お礼奉公」が必要なのかもしれません。

 

しかしながら、「自由に生活してみたい」リーダーは、なかなかの才能がある芸術家の一面を持っており、おそらくはその才能を伸ばすために、ここ数年はソロの芸能活動を控えていたようです。

 

それが本当ならば、アラフォーになって芸術家の道を拓こうとするリーダーに対して「2年間の縛り」を課した事務所やレコードレーベルは、かなり無慈悲なことを押しつけているように思われます。やりたいことを持っているリーダーに、「お礼奉公」などさせることなく、まずは自由に好きなことを始められるように考えてやるのが大人のやり方というものでしょう。

 

海外に目を転じてみても、マイケルジャクソンやプリンスもレコードレーベルとの確執に悩んでいた時期もあったようですし、クイーンの場合もフレディマーキュリーがレコードレーベルとの契約で悩んできる様子が「ボヘミアンラプソディ」の中で描かれていました。しかしながら、この3人ともCDの作成やアーティスト活動に大きな支障が出た事実はなく、レコードレーベルによる「縛り」はさほど強くはなさそうです。

 

この国には、いろいろな職種で「お礼奉公」が存在しています。しかしながら、そのような「縛り」をなくすような努力を、社会全体で取り組む必要があると、私は思います。