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いのち輝く未来社会

小4女児死亡事件後の全国緊急点検とは

虐待防止で保育園・幼稚園・小中学校の全国緊急点検を行うようです。文部科学省と厚生労働省との合同作業チームも立ち上げるそうです。

 

テレビなどで報道された、このニュースを見る限り、関係官庁は文部科学省と厚生労働省だけが取り組むようですが、それだけでは長期欠席者と「面会」など実現できるとは思えません。その上、この種の問題は「面会」によって何かが解決するとも思えません。

 

この度の全国緊急点検の結果、虐待やDVの問題が「ただの」数値化されるだけに終わり、虐待やDVの問題への取り組みそのものが数値目標化されることによって、まるで解決したかのように捉えられてしまうのではないかと、私は危惧します。

 

「面会」が必須であるなら、せめて、各都道府県警察に協力を求めないと効力は限定的でしょうし、もしも本人が転校させられていたら地方自治体間の連携が不可欠になるでしょうし、この事件によって自らの子育てに自信を失ってしまった人々へのケアを行う事業なども早急に起こす必要性も日々増してきているように感じます。

 

虐待やDVは、家庭内のハラスメント問題です。家庭というのは社会の最小単位です。家庭の問題は社会の問題に直結していると、私は思います。だから、事態はこの国の将来に関わる、きわめて深刻な問題なのです。

 

野田市における死亡事件が、人が死亡して両親が逮捕されただけのことであったとしたら、ここまで問題にされることはなかったと思えることが、現在の社会のひずみを最も顕している点ではないかと考えます。

 

家庭内で死亡事件が発生すること自体が、問題なのです。

 

虐待を含めたハラスメント問題は、原則として、個別の問題として取り組まない限り解決策すら見出すことができないくらい、対応が難しいものだと思います。問題ごとに連携する組織が異なる事例も多いのではないでしょうか。もちろん、ほとんどの場合、医師やカウンセラーとの連携が必要になることは火を見るよりも明らかです。

 

政府全体が地方自治体を巻き込んで、虐待やDVに関する事業そのものを総点検して見直しをかけることが必須です。

 

内閣総理大臣と総務大臣が中心になって、現在取り組んでいる少子化対策や地方創生、教育再生、働き方改革、一億総活躍、女性活躍、男女共同参画など、家庭問題や社会参画に関わる多岐にわたる事業の全てを統括する担当部署を作り、政府として真摯に取り組むべき問題であると、私は考えます。

 

人が良くサービス精神旺盛の大臣の失言を必要以上に責めたり、総理大臣が身内の宴会で放った文言を国会で蒸し返すような暇がおありなら、国会議員の皆さんもそんな他愛もないことに貴重な時間を費やさずに、この種の問題に超党派で死に物狂いに立ち向かっていくことこそが、国民に選ばれた者としての期待される行動なのではないでしょうか。

 

 

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